#潰瘍性大腸炎 について取材の申し込みが多数ありますが、「首相をねぎらう気持ちを国民全員が持てるように」という趣旨のものが少なくありません。
その意味するところは、"いかに悲惨な病気なのかを語れ"です。
私はお断りしていますが、他の方が出るでしょう。
"悲惨さの強調"は、とても心配です…— 頭木弘樹📕潰瘍性大腸炎 新刊『食べることと出すこと』医学書院 (@kafka_kashiragi) August 29, 2020
実際に、潰瘍性大腸炎の患者さんが出てきて、病状を語れば、それは真実なわけで、誰でも信じるでしょう。
で、「潰瘍性大腸炎というのは、そんなに大変で悲惨な病気なのか」ということになるでしょう。
しかし、これは間違ってはいませんが、じつは正しくもないんです!— 頭木弘樹📕潰瘍性大腸炎 新刊『食べることと出すこと』医学書院 (@kafka_kashiragi) August 29, 2020
というのも、潰瘍性大腸炎というのは、人によって、病状にかなりの差があります。重症になる人から、ごく軽い人までいるんです。
重い人の例だけが語られると、軽い人たちまで就職や昇進や結婚に響くでしょう。
逆に、軽い人と比べられて、「大げさに苦しんでいる」と誤解されることもあります。— 頭木弘樹📕潰瘍性大腸炎 新刊『食べることと出すこと』医学書院 (@kafka_kashiragi) August 29, 2020
医師が執筆している記事でも、悲惨な例を挙げて、いかに恐ろしい病気であるかを強調しているものがあります。
その内容は間違いではなくても、説明している例に、偏りがあるわけです。
知らないものについては、印象的な一例を知らされると、「そういうのなのか」と一般化して認識してしまいがちです。— 頭木弘樹📕潰瘍性大腸炎 新刊『食べることと出すこと』医学書院 (@kafka_kashiragi) August 29, 2020
うまい例を思いつきませんが、まんじゅうだって、甘いものもあれば、塩味のものもあります。中華まんかもしれません。
「こんなに極甘なんです」という説明だけで、そうなんだと思い込むと、それは偏見になりかねないのです。
どういうまんじゅうかは、それぞれに判断するしかありません。— 頭木弘樹📕潰瘍性大腸炎 新刊『食べることと出すこと』医学書院 (@kafka_kashiragi) August 29, 2020
というわけで、マスコミでどのような情報が流れても、「潰瘍性大腸炎とはそういう病気なのか」とあまり強く思い込まず、「人によって病状にすごく差がある」ということを知っておいてください。
身近に当事者がいたら、その人の説明を信じてあげてください。テレビで言っていたこととちがったとしても— 頭木弘樹📕潰瘍性大腸炎 新刊『食べることと出すこと』医学書院 (@kafka_kashiragi) August 29, 2020
「そりゃ、当事者の言うことを信じるよ」と思う人も多いでしょうが、マスコミの影響力は大きいので、当事者が説明しても、「テレビではそうは言ってなかった」とテレビのほうを信じて、当事者の説明を受けつけてくれない人もけっこう多いんです。私も何度もそういう目にあいました…。
— 頭木弘樹📕潰瘍性大腸炎 新刊『食べることと出すこと』医学書院 (@kafka_kashiragi) August 29, 2020
私自身も「就職も進学もできなかった」「ベッドの上でやれる仕事をするしかなかった」ということを何度も発言してきました。これはあくまで私の場合のことです。就職でも進学でも平気でできる、潰瘍性大腸炎の患者さんもおられます。
今後はその説明も心がけたいと思います。— 頭木弘樹📕潰瘍性大腸炎 新刊『食べることと出すこと』医学書院 (@kafka_kashiragi) August 29, 2020
私がマスコミを全否定したと受けとめておられる方がいらっしゃいますが、そうではありません!
マスコミにも、ちゃんとした方も、ものすごく立派な方もおられます。同じ病気でもいろんな人がいるのと同じです。
私が言いたいのは、まさにそこのところで、いくつかの例で全体を判断するような→— 頭木弘樹📕潰瘍性大腸炎 新刊『食べることと出すこと』医学書院 (@kafka_kashiragi) August 29, 2020
"過度の一般化"をどうかなさらないでください。マスコミに関しても、病気に関しても。
実際、お引き受けした取材もあります。政権批判をしたと受けとめておられる方もいらっしゃいますが、それもちがいます。
私が言いたいのは、政権批判や擁護に、病気を道具として使わないでくださいということです— 頭木弘樹📕潰瘍性大腸炎 新刊『食べることと出すこと』医学書院 (@kafka_kashiragi) August 29, 2020
政権批判ではないと書くと、今度は「政権支持派」なのかと言われてしまうので、困ってしまいます…。
そうではなく、くり返しになりますが、政権の批判は、政策などによってするべきで、病気を道具にしないでくださいということです。
なので、私も病気の話で政権について云々していないということです— 頭木弘樹📕潰瘍性大腸炎 新刊『食べることと出すこと』医学書院 (@kafka_kashiragi) August 29, 2020
人によって病状にかなり差があることは、今回の本にも書きました。いくつか分類もあります。
さらに、健康な人もじつは経験している『食べることと出すこと』の不思議についても書いています。
自分の管に、あらためて目を向けていただけると幸いですhttps://t.co/PYkMAibkChhttps://t.co/FVoVNGLQ6x— 頭木弘樹📕潰瘍性大腸炎 新刊『食べることと出すこと』医学書院 (@kafka_kashiragi) August 29, 2020
悪夢の民主党政権の頃、潰瘍性大腸炎の自己負担額は月額2500円でしたが、安倍政権では1万円まで上がり、限度額の対象だった範囲も縮小された結果、今はだいたい月2~3万くらい払ってますね
もちろんその間、給料は上がってません
— アオイ模型 (@aoi_mokei) August 29, 2020
なんぼアホのケンモメンでももう騙されたりせんやろけ
曖昧すぎて何言ってるのかさっぱりわからん
スレのお題に沿っているとも思えんし
引用元: ・2ちゃんねるsc
病気であることを非難するのは残念だ。病気を理由に批判させないようにすることも残念だ。
— 東ちづる Chizuru.Azuma (@ChizuruA1) August 28, 2020
首相一人の体調不良は心配こそすれど、現政権の政治と混同して「病気なのに頑張った」と評価することではないし、ましてや現政権下で起きた問題や失政を免罪できる理由にはならない。首相の体調を心配することと、あらゆる問題の細部を明らかにして、その責任を問おうとすることは、全然両立する。
— おなか (@HNamachiri) August 28, 2020
「人によって病状にかなり差がある」
これを「政権擁護/批判」としか考えない人達のせいで、噛んで含めるように説明している努力には頭が下がる。 https://t.co/dH6f89AfpL
— ユビヲクワエルナマケモノ (@nhsokz) August 29, 2020
ツイ主様のコメント欄をすべて読み、政治的意見は一切抜きで
色々な病気・障害に当てはまることだと思います
当事者のインタビュー等を見られる方は、「今話している人はそういう症状なんだ」というスタンスで受け取って欲しい過度な一般化は当事者にも周りにも良い影響を生まないと思います https://t.co/PjcMSPqcK7
— Mayu.S (@MAYU20202) August 29, 2020
うーん、スレッドも全部読みましたがなかなか深い内容ですね。そう、ある1つの事象で決めつけてしまいがちですよね。気をつけねば。 https://t.co/mAJqlPqzNX
— okame (@MS08vc) August 30, 2020
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