生物学者で早稲田大学名誉教授の池田清彦氏は「結局、強い相手には口をつぐむ。一方、いじめてもよさそうなやつは徹底的に叩いて憂さを晴らそうとする。それが日本人の国民性だ」という――。
~ 中略 ~
明治維新が起きたら「はい、そうですか」、戦争に負けたら「はい、そうですか」、アメリカに占領されても「はい、そうですか」。もし憲法が改定されて緊急事態条項が追加され、何かの間違いで日本に反米独裁政権がつくられたとしても、多くの日本人は「はい、そうですか」ってそのまま受け入れるんじゃないかしら。
■中国の属国になってもレジスタンスなんか起きない
多くの日本人はそういった感性をもつので、日本では上に立つ人間が責任を取ることは滅多にない。そうなったのは、敗戦時に多くの戦犯が責任を逃れようとしたことも大いに関係していると思う。
B級戦犯は現地でたくさん殺されたけれど、上の人間で処刑されたのは東京裁判で裁かれたA級戦犯だけで、しかも裁判では「私は戦争には反対だったんだが、いやしくも上が決めた以上、従わないわけにはいかなかった」とA級戦犯の多くは揃って同じようなことを言っていた。この「いやしくも上が」っていうのも、言ってみれば自然現象のことだ。自然現象だから仕方がなかったと言いたいわけだ。
~ 中略 ~
だから、日本人は政治体制が大きく変わってもびっくりしなければ反抗もしない。極端なことを言えば、仮に中国が侵略してきて属国にされても、ご主人様がアメリカから中国になっただけの話なので、日本人は「はい、そうですか」って受け入れるんじゃないかと思う。おそらくレジスタンスなんか起きないし、日本を取り返そうと死に物狂いで頑張るやつもほとんどいないと思う。
■自分が正しいと思っていても、反論しない学生たち
ところが、ちょっと前の香港のデモを見ればわかると思うけれど、中国人ならものすごく抵抗するわけだよ。日本軍が撤退したあとに起きた第二次国共内戦は3年も続き、その血みどろの戦いの結果、蒋介石が追い払われて現在の中国が生まれたわけだ。
韓国も血の気が多いし、台湾なんて一時期、議会で取っ組み合いの喧嘩をしていた。日本では罵声が飛び交うこともあまりなく、せいぜいヤジを飛ばす程度。大学で教えていても学生たちに覇気がなく、教師に反論することもあまりない。自分が正しいと思っていても、反論せずに、その場をやり過ごそうとする学生が多い。そのほうが楽なんだよ。
そう考えると、日本人を根本的に変えるのは難しいかもしれないな。今の支配階級は、戦後何十年もかけて、ろくでもない法案でも通してしまえばこっちのものということを経験的に学んできた。
だから憲法改定に関しても、国民的議論を巻き起こそうとは思っていなくて、デタラメな内容でも数の力で変えてしまえばいいと考えている。ウソでもなんでも法案を通してしまえば勝ちなんだよ。ウソをついたって韓国や台湾のようなことにはならないから、今や政権は国民にウソつくことをまったく躊躇していないようだ。
■日本人がいちばん気に入らないのは「上手くやってるやつ」
ただ、いくら日本人が不思議な感性をしていると言っても、あきらめてばかりいたらフラストレーションがたまる。そこで、いじめてもいい相手を見つけ出して攻撃し、うさ晴らしをしようとなるわけだ。それが自粛期間中のパチンコ叩きであり、自粛警察であり、コロナ患者や医療従事者への嫌がらせであり、亡くなった女子プロレスラー木村花さんへの誹謗中傷…
記事引用元(全文はこちら)
なぜ日本では「溺れる犬を棒で叩く」という冷血人間が大量発生するのか
8/19(水)
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb120061a74c0d883a6af0ffc60f575898bfd136
溺れるのは自己責任だし
見て見ぬふりしそう
そっちのが日本人ぽい
内容はともかく読みやすい文章だったわ
ジャップのあまりの酷さにかえって笑いが止まらないから
伏龍 wiki
伏龍(ふくりゅう)は、第二次世界大戦末期の大日本帝国海軍による特攻兵器。「人間機雷」とも呼ばれる。潜水具を着用した兵士が浅い海底に立って待ち構え、棒付き機雷を敵の上陸用舟艇に接触させ爆破するという特攻戦法のことである[1]。
・正義を冷笑する
・弱い野党のせいにする
・社会主義に対する理解度が世界一低い
・何でも自己責任
・お笑い番組大好き
・子供の自殺件数の増加
これらは全部「いじめ」という観念で繋がっている
■溺れる犬を棒で叩いたうえで、石まで投げつける
最近で言えば、東京高検前検事長の黒川弘務が典型だった。そもそもこの人は政権に忖度する検察幹部と言うのだけれど、安倍政権に尻尾を振る官僚はほかにもいっぱいいる。検察官の定年延長問題も安倍政権が画策しただけで、黒川自身は関与していない。
しかし、賭けマージャンが発覚して辞任せざるをえなくなり、しかも、その処分が懲戒ではなく退職金の出る訓告だったことで多くの人の反感を買った。要は「賭けマージャンをしたのに退職金をもらうのはけしからん」というわけだよ。
テンピンの賭けマージャンなんてたいした額じゃない。株のインサイダー取引で20億~30億円儲けているやつのほうがよっぽど悪党だと思う。けれども、そこは国民は怒らないんだよね。20億~30億円もの金なんて見たことがないし、巨額すぎるからリアリティがあまりない。それに比べれば、黒川弘務が受け取る5900万円の退職金は多くの人が怒りをぶつけるのに程よい額の金なのだ。そういう意味では完全にいじめだよ。
日本人の感性がヘンだなと思うのは、こういうところだね。日本以外の国の人なら、検察官が賭けマージャンをした程度の話なんて些末な出来事だと考えるはずだよ。そんなことより、国のシステムや法律が変わるようなときにこそ大騒ぎをする。それは国家安全法をめぐってとんでもないことになった香港を見ればわかる。でも、日本人は国を揺るがす大きな問題には反応しない。仕方がないと思って腹も立てない。
どう考えたって、本末は逆だと思うよ。消費増税には文句ひとつ言わないのに、なぜ公務員が退職金を受け取ることをあれほど騒ぎ立てるのか。緊急事態宣言中に出歩く人のことも極悪人のようにバッシングし、石田純一なんかめちゃくちゃ叩かれていたけれど、彼も出発する前に発症していたら沖縄に行かなかったと思う。
結局、強い相手には口をつぐむけれど、いじめてもよさそうなやつをターゲットにして、みんなで徹底的に叩きまくるんだよね。溺れる犬を棒で叩いたうえで、石まで投げつける。日本人っていうのはそういう国民性なんだ。そうやって、日頃のフラストレーションを解消しているんだな。
ネットリンチも同じ構図だな
明治維新が起きたら「はい、そうですか」、戦争に負けたら「はい、そうですか」、アメリカに占領されても「はい、そうですか」。もし憲法が改定されて緊急事態条項が追加され、何かの間違いで日本に反米独裁政権がつくられたとしても、多くの日本人は「はい、そうですか」ってそのまま受け入れるんじゃないかしら。
だから、日本人は政治体制が大きく変わってもびっくりしなければ反抗もしない。極端なことを言えば、仮に中国が侵略してきて属国にされても、ご主人様がアメリカから中国になっただけの話なので、日本人は「はい、そうですか」って受け入れるんじゃないかと思う。おそらくレジスタンスなんか起きないし、日本を取り返そうと死に物狂いで頑張るやつもほとんどいないと思う。
「日韓プロレス」が大好きなアヘ支持層も、
アヘの靖国不参拝や竹島単独不提訴は一切批判しないからね。
体制側は批判せずに、反アヘをひたすら「ミンスガーパヨクガー」。
ただ、天皇教だけは死守してるけどね。
どうかなー
無くなったら無くなったではいそうですかってなる気もする
決して謙虚とは違う
引用元: ・2ちゃんねるsc
これ分かりやすいし面白いし完全同意。これは日本の教育の影響なのかな。反感買うかもしれないけどママ友と話していても私より上の人達の大半は「はいそうですか、決まりだから仕方ないそれが当たり前、意見言えない」って人が大半で私と同じか年下は真逆の考え方してる。https://t.co/ywD5okKfqp
— にゃん (@nyankororon358) August 20, 2020
全く書かれている通りですね。この国は欧米の様な革命も独立運動も起きないのでしょう(現に歴史上下からの運動で上が変わったことが一度もありません)
— oldman「民の安寧が至高の法であらねばならない」 (@oldman1954kuko) August 19, 2020
日本特有の傾向なの?
人間が持つ、負の側面だと思うけどhttps://t.co/w3czMJ9rrQ— 桑名 伊代 (@ku_nakuwareruna) August 19, 2020
これでは、日本が韓国の後塵を拝するのも無理はないな。反対の方向に走っているので、後塵は拝さないか。国は国民のための道具だという当たり前の事を理解できず、日本すごいという妄想に耽っている間に、1人当たりのGDPはもう直ぐ韓国に抜かれ、次に台湾に抜かれるね。
— 池田清彦 (@IkedaKiyohiko) August 17, 2020
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