
いまの日本は発言するとバカはしゃべるな勉強してからしゃべれ、と罵声が飛んでくる。
おれも過去に一度、それでしゃべらない方がいいのかな、と思ったことがあるけど、その時、有名な専門家と言われてる人たちを調べたら全員が「勉強してから言え」と罵られていた。
だから知ってる人などいない。「知らないから黙ろう」は民主主義の放棄だ。
黙る空気は民主主義の木を枯れさせる。
放棄した民主主義は放置され腐らし取り上げられて、独裁政権が完成する。
黙れというやつもそれで黙るやつも、腐らせることに参加している。
独裁国家がお似合いだ。
この国に足りないもの。
それは自分の意見の主張だ。
発言することから考えが始まる。
調べることが始まる。
選ぶことが始まる。
ローラさんが沖縄の辺野古の自然に発言した時、オーストラリアの火災について発言した時、きゃりーぱみゅぱみゅさんが今回の検察庁法に発言した時、水原希子さんが在日について発言した時、それは多くの若者達に届き、関心を持ち、考えるということをさせる。
その時は考えなくても、テレビで辺野古のニュース、オーストラリアの火災のニュース、検察庁法のニュース、在日朝鮮のヘイトスピーチのニュースをみた若者達がそれまではチャンネルを変えていたところを、彼女達が言っていたな、と手を止める。
そこからその若い子達は考え始める。
発信するということ
村本大輔
2020/05/11
https://note.com/muramoto/n/n32927f69825b
この国の欠点を見つけた。それは民主主義に対しての有り難みがあまりに無さすぎる。世界には民主主義が欲しくても手に入らない国、香港のように血を流しながら守り抜いた国。発言は民主主義の最高の権利。互いに発信し守り合うもの。黙れという人もそれで黙る人も、あんたらは独裁国家がお似合いだ。
— 村本大輔(ウーマンラッシュアワー) (@WRHMURAMOTO) May 11, 2020
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